NEXCOの発注者支援業務はブラックなのか?実際に働く人の本音とは
発注者支援業務業界においてよく比較されるがちな国土交通省とNEXCO。
NEXCOの発注者支援業務は、国土交通省と違って工事監督に加え積算もしなくてはいけないという面もあり、NEXCO=ブラックというイメージをお持ちの方も多いようです。
発注者支援業務を希望する方でも「NEXCOだけは避けたい…」という人もいるのだとか。
しかし実際のところ、NEXCOはそこまでブラックなのでしょうか?
実際に発注者支援業務として働く方々の本音を参考に、その真相を解明します!
NEXCOはブラックなのか?その実態とは
結論から言うと、現在のNEXCOの発注者支援業務はブラックではありません。
実際にNEXCOで発注者支援業務として働く方々の声をまとめると、残業は大体月平均30時間くらいとのことです。
ただNEXCOは全国区ですから、全エリアで該当するとは断言できません。
裏を返せば、残業がもっと少ない人も、ほぼないという人もいるでしょう。
ただ仮に残業が月平均30時間だとした場合、土日祝は休日ですから、月20日出勤で1日の残業時間が平均1.5時間というのが1つのラインのようです。
ただし、そんなNEXCOの発注者支援業務も、30年前くらいまでかなりハードだったのは事実です。
21時、22時までの残業は当たり前でしたし、そのために「国土交通省に移りたい…」とこぼす職員もちらほらいました。
したがって「過去のNEXCOの発注者支援業務は確かにブラックな一面があったけれども、現在は大きく改善された」というのが真相のようです。
なぜNEXCOは変わったのか?
NEXCOにおける発注者支援業務の労働環境が変わった理由には、人手不足が大きく絡んでいます。
そもそも発注者支援業務を希望する人は”土日祝が休める”、”民間企業より残業が少ない”、”ハードワークがない”という条件面に魅力を感じていることが多いのですが、ここで”NEXCOはすごく残業が多い”となれば、そもそも希望する人がいなくなってしまいます。
その点についてはNEXCOも認識していたようで、「人を入れるためには業務を見直さなくてはいけない!」と考えたのでしょうね。
近年は、担当工事を1人あたり1件で収まるように人員の発注をしているようです。
NEXCOの工事はそもそも何十億円規模のと大きなものが多く、さらに積算も工事監督も行いますから、1人で2~3件の工事を担当すると非常にハードなのです。
よって、担当件数を調整したことは、残業時間削減の大きな要因になっていると思われます。
ただ一方で、NEXCOの職員自体はいまだにハードワークだという話も聞きます。
そんな状況でNEXCOの発注者支援業務がこれだけ改善されているということは、NEXCOが発注者支援業務側に対して配慮しているということの表われなのでしょう。
事務所によっても異なるNEXCOの労働環境
NEXCOの発注者支援業務は、事務所が”工事系”か”管理系”かによっても労働環境が異なります。
2つの事務所の特徴は次の通りです。
- 工事系…高速道路を新設、車線を増設するなど、何かをつくるための工事を行う
- 管理系…出来上がった道路の保守メンテナンスや耐震補強など、既設のものの保守・管理を行う
この2つを比較すると、明らかに管理系の方が業務内容はソフトです。
よって、同じNEXCOの中でもエリアや事務所によって環境が異なってくることは頭に留めておきましょう。
まとめ:NEXCOか国土交通省かで悩む必要はない
かつてはハードワークで知られたNEXCOの発注者支援業務ですが、今は大きく変革を遂げています。
よって、”NEXCO=ブラック”、”国土交通省=ホワイト”と取り沙汰されるほど、極端なことはないと思っていいでしょう。
今後発注者支援業務を目指される方、転職を希望される方はあまり身構えすぎないようにしてくださいね。
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