CADが使えない・道路工事の経験がなくても発注者支援業務で働くことができる?
発注者支援業務は、主に国土交通省やNEXCOなどの発注者が行う工事積算や工事検査などの業務を発注者に代わって行うものです。
今回は、発注者支援業務の工事監督業務についてのよくある質問について回答します。
発注者支援業務で働くなら必ず知っておくべき内容ですので、ぜひご覧ください。
道路工事の経験がなくても、発注者支援業務で働くことができる
20代で2級土木は持っていますが、外構とか小さな下水くらいしか経験がありません。
発注者支援業務で働くことはできますか?
工事経験がない場合でも発注者支援業務で働くことは可能です。
実際に株式会社ライズでも2級土木の取得者が入社しますが、道路工事の経験がない人も何人もいます。
発注者支援業務のメイン発注者である国土交通省やNEXCOが下水工事や外構工事を発注することはほぼありません。
しかし、道路工事が未経験で経験年数も浅いという不安も気にしなくても問題ありません。
建設業界は現在”超人手不足”となっており、発注者支援業務も同じく人手不足で若手が少なく高齢化しているため、「若手を育成したい」という雰囲気が業界全体であります。
そのため、グループを組んでアシスタントとしてキャリアをスタートすることができます。
重要なことは、「やる気」と「覚えよう」という前向きな姿勢のみです。
下水工事は、厚労省から国交省へ最近移管されましたが、基本的には基礎自治体と呼ばれる市町村が行います。
外構工事は、家・マンションの入り口などの建屋周辺を整備する工事を指します。
これらの工事を国土交通省やNEXCOが発注することはほぼありません。
CADが使えなくても、発注者支援業務で働くことができる
土木の資格を持っていますが、CADがほぼできないです。
大丈夫でしょうか?
CADがほぼできない場合でも発注者支援業務で働くことは可能です。
前述の回答と同じく「若手を育成したい」という雰囲気が業界全体であるため、CADができないことは問題にはなりません。
しかし、もし60代の人でCADができない場合は、資格を持っていたとしても工事監督業務や積算業務は厳しいことが予想されます。
なぜなら、定年が近い人間を育てることは考えにくく、年相応のスキルを担保に採用をすることが多いためです。
白紙の状態からCADで作図するわけではありませんが、CADの仕組みを理解し、ある程度操作ができないと図面の修正ができません。
もしある程度の年齢であれば、「許認可業務」や「資料作成」などの発注者支援業務でもCADを使わない業務に従事することをおすすめします。
CADやデジタルに対応できれば60歳を過ぎても工事監督業務で働ける
60歳を過ぎても工事監督はできますか?
60歳を過ぎても工事監督をすることは可能ですが、前述のようにCADができない場合やデジタルについていけない場合は厳しいです。
現在、建設業界はデジタル化が進んでおり、国土交通省やNEXCOとのやりとりで完全ペーパーレス化を実施しているところも多いです。
株式会社ライズでもサイボーズのようなグループウェアを活用し、クラウド上で決裁をしています。
もちろん紙書類ですとペンでのチェックや修正指示などができますが、デジタルベースでのやりとりが主流です。
そのため、60歳からスタートした場合に実務でなく業務方法で躓く人が多いです。
工事・土木などの実務に係る知識やリテラシーは備わっていたとしても、業務ツールのデジタル化についていけないと工事監督を断念する人も少なくありません。
しかし、市町村や都道府県ですとアナログな環境でやっている場合もあります。
市町村や都道府県の工事監督の仕事の数は少ないですが、こうした仕事であれば工事監督で働くこともできるでしょう。
まとめ
今回は、発注者支援業務の工事監督業務についてのよくある質問について回答・解説しました。
建設業界は現在”超人手不足”となっており、発注者支援業務も同じく人手不足で若手が少なく高齢化しているため、「若手を育成したい」という雰囲気が業界全体であります。
発注者支援業務で働いてみたいと思う人はぜひ検討してみることをおすすめします。
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