業務内容や接する人がどう違うのか?国土交通省と発注者支援業務で働く場合の違いを解説【後編】

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この記事は以下の記事の続きです。

前の記事を読んでいない方は、こちらの記事もご覧ください。

国土交通省と発注者支援業務で働く場合の違いとは?勤務地や働き方の違いを解説【前編】

2024.08.17

発注者支援業務は、その名の通り発注者(国土交通省、NEXCO、都道府県など)の代理として業務をこなす仕事で、比較的携わることが多いのは国土交通省での工事です。

国土交通省の出先機関である出張所での国土交通省の技術係長と発注者支援業務の技術者の違いについて、勤務地や業務内容、異動の有無、工事監督業務以外をする可能性など解説しました。

今回は後編として、国土交通省の技術係長と発注者支援業務の技術者との違いについて、現場対応の頻度や接する人、仕事内容の違いなど解説します。

違いについて 国土交通省の技術係長 発注者支援業務の技術者
前編
  • 大体2~3年で別の出張所に異動し、通勤に2時間かかる出張所への異動もある。
  • 部署異動によって調査課・公務課などの違う業務に配属されることがある。
  • 工事監督業務だけではなく管理業務を行う必要がある。
  • 調査・測量などの設計業務なども監督する必要がある。
  • 異動が必須でなく、勤務地を出勤可能エリアに調整できることができる。
  • 「工事監督業務だけしたい」という要望を叶えられる可能性がある。
後編
  • 現場に出る機会や業者と接する機会が比較的少ない。
  • 設計変更に伴う工事金額の変更に対応する必要がある。
  • 現場に出る機会や業者と接する機会が比較的多い。
  • 設計変更は国土交通省の技術係長が行う。

発注者支援業務で働くなら必ず知っておくべき内容ですので、ぜひご覧ください。

国土交通省との違い④:発注者支援業務は現場に出ることがより多い

発注者支援業務の技術者は委託をされているために工事監督業務に専念することができ、技術的な業務を行う時間は国土交通省の技術係長に比べて圧倒的に多いです。

一方で、前編で解説したように出張所で働く国土交通省の技術係長は工事監督業務以外の仕事が多く、出張所には技術係長とは別で管理係長がいるケースがあります。

そのため、発注者支援業務の技術者は工事現場に出る頻度が国土交通省の技術係長よりも多いです。

国土交通省の技術係長も工事状況などの確認を行きますが「リモート臨場(遠隔臨場)」の導入が進んでおり、検査・立会をリモートで行うようになってきています。

一方で、発注者支援業務では工事監督業務のリモート化が同様に進むと思いますが、現場に行くことが仕事であるために国土交通省よりも多いです。

国土交通省との違い⑤:発注者支援業務は業者と接する機会がより多い

発注者支援業務の技術者は国土交通省の技術係長よりも業者と接する機会が多く、工事現場の技術的な接点を持つ機会が多くなります。

国土交通省の技術係長と発注者支援業務はどちらも設計変更や現場のトラブルなどでの調整をすることが多いです。

発注者支援業務の技術者は業者と技術係長の間の調整がメインとなりますが、国土交通省の技術係長は出張所の上の機関である「事務所」の工務課と発注者支援業務の担当者や業者との間を調整します。

国土交通省との違い⑥:国土交通省は工事金額の変更への対応が必要

工事には工期の延長などの設計変更がつきものですが、設計変更による工事金額の変更は国土交通省の技術係長が行います。

そのため、設計変更で金額の増減が発生する場合に変更に携わるかどうかについても違いの一つです。

監督官詰所は管理系の業務がない

国土交通省の工事監督業務では主に「出張所」と「監督官詰所」が勤務地となりますが、監督官詰所は工事を行う場所であるために管理系の業務がないのが特徴です。

なお、「監督官詰所」での発注者支援業務としての働き方や勤務地について以下の記事で詳しく解説しています。

国土交通省の発注者支援業務、工事監督をする際の勤務場所を紹介!【前編】

2023.10.07

まとめ

今回は後編として、国土交通省の技術係長と発注者支援業務の技術者との違いについて、現場対応の頻度や接する人、仕事内容の違いなどを解説しました。

場所や環境にもよりますが、国土交通省の技術係長は発注者支援業務の技術者よりも幅広い業務を行うために大変な仕事であると感じています。

発注者支援業務で働いてみたいと思う人はぜひ覚えておきましょう。

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この記事の内容は以下の動画で解説しています。

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