発注者支援業務とは?勤務時間や残業など「工事監督支援業務」について解説
発注者支援業務は、国や都道府県などの役所が発注する公共工事において発注者が行う仕事を、代わりとなって実施する業務です。
今回は、発注者支援業務とはなにか、勤務時間や残業時間、休日、どんな人が働くことができるかについて解説します。
発注者支援業務で働きたい人は必ず知っておくべき内容ですので、ぜひご覧ください。
目次
発注者支援業務とは?
発注者支援業務とは、国や都道府県などの役所が発注する公共工事において発注者が行う仕事を、代わりとなって実施する業務です。
公共工事では役所が発注して建設会社が工事を施工しますが、建設会社などの受注者側(もの作りする側)が作成した測量・段取り・書類手配などをチェックします。
発注者支援業務のうち、代表的な「工事監督支援業務」における仕事の主な特徴は次の3点です。
- 現場にいる時間は1~2時間ほどで複数の現場に移動し、デスクワークがメイン
- いろんな工事や大きな工事に携わることができる
- 接する人が圧倒的に少なく人間関係が楽
特徴①:複数の現場に移動し、デスクワークがメイン
1つ目は、現場にいる時間は1~2時間ほどで複数の現場に移動し、デスクワークがメインとなります。
現在は国土交通省も推奨している「遠隔臨場」というリモートでのチェックも多くなっており、現場で作業する時間がさらに少なくなっていくでしょう。
特徴②:様々な規模の工事に携わることができる
2つ目は、工事監督支援業務であれば高速道路から堤防など、いろんな工事や大きな工事に携わることができます。
例えば年間完工高20億ほどの建設会社に入社した場合は50億などの大きな工事に携われないことが多くですが、工事監督支援業務ではNEXCOなどの大規模な建設工事に携わることができます。
特徴③:接する人が少なく人間関係が楽
3つ目は、接する人が圧倒的に少なく人間関係が楽なことも特徴です。
建設会社であれば、職人や資材屋、整備会社などの色々な人と接しますが、工事監督支援業務は検査が仕事となっており現場での調整が不要です。
発注者支援業務での勤務場所、勤務時間は?
発注者支援業務での勤務場所は、国土交通省・農林水産省・県庁・NEXCOなど公共工事を発注する役所で勤務します。
そのため、役所などに毎朝出勤してから各工事現場へ移動して業務を行い、夕方になれば再び役所に戻って退勤します。
勤務時間は発注者の始業時間に合わせるものとなり、8時半~9時頃と民間の業務形態とは大きく違います。
例えば役所であれば9時始業であり、国土交通省で8時半ごろ始業です。
休日についても役所などの発注者に合わせるものとなるために土日祝完全週休2日制となり、残業時間は月30時間程度となっています。
前述のように書類のチェックをする仕事のため、実際に施工する建設会社よりも残業時間は少なくなります。
なお、以下の記事で実際に働く場所について、現場の画像などを用いて詳しく解説しています。
発注者支援業務の中の「工事監督支援業務」で働くことができる人とは?
工事監督支援業務で働くことができる人は、次の2つです。
- 「1級・2級土木施工管理技士」の資格を持つ人
- 無資格でも1年以上の土木の施工管理・設計の経験がある人
原則として、「1級・2級土木施工管理技士」の資格を持たない人は働くことができません。
しかし、無資格であっても1年以上の土木の施工管理・設計の経験がある場合は、有資格者とスタートラインは異なりますが働くことができます。
実際に株式会社ライズでも無資格者で発注者支援業務を行っている人は何十人も在籍しています。
まとめ
今回は、発注者支援業務とはなにか、勤務時間や残業時間、休日、どんな人が働くことができるかについて解説しました。
発注者支援業務は、国や都道府県などの役所が発注する公共工事において発注者が行う仕事を、代わりとなって実施する業務です。
今後発注者支援業務を目指される方、転職を希望される方はぜひ参考にしてくださいね。
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