NEXCO管理技術者の年収は1000万?国交省との業務の違いは?

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この記事は以下の記事の続きです。

前の記事を読んでいない方は、こちらの記事もご覧ください。

国交省とは違うNEXCOの管理技術者!積算と工事監督以外の業務とは

2023.03.24

 

NEXCOの管理技術者は国土交通省より年収が高いという噂もありますが、実際はどうなのでしょうか。

前記事に引き続き、NEXCOで管理技術者を務める奈良さんに、NEXCOの管理技術者の平均年収や、NEXCO内の平均年齢などについて聞きました。

奈良さんの詳しいプロフィールや経歴、業務内容については”施工管理チャンネル“でも紹介していますので、そちらもぜひご覧ください。

NEXCOで働く人の平均年齢

管理技術者以外の一般的な管理メンバーは20代~70代までと幅広い年齢の方がいます。

そのうち最も多いのは50代、最も少ないのは意外にも40代です。

建設業界全体の課題として、職人・施工管理者が不足している事態がありますが、それは発注者であるNEXCOも変わりません。

管理技術者である私の立場からすると、20代のような若い方は特に欲しい人材です。

このように発注者支援業務のような委託系業務では高齢化が進む一方で、NEXCOの職員は比較的若い方が多いです。

しかし人手不足感は同じだと思います。

入社数は数百人規模ですが、1つの部署に配属されるのはせいぜい3人程度。

業務が多くなれば当然人手が足りないと感じることが多いのが現状です。

国土交通省とNEXCOの管理技術者の最大の違い

国土交通省とNEXCOの管理技術者で最も大きな業務の違いは、事務所に常駐するか・しないかだと思います。

NEXCOの場合、管理技術者は他の管理員と変わらず、毎日事務所に出勤して業務を行うのが通常です。

また管理員に指示を下すだけでなく、自分も実務に入ります。

一方、国土交通省の管理技術者はほとんどの場合、常駐しません。

1~2週間に1度、もしくは1ヶ月に1度事務所へ行って、仕事の指示をしたり役所の人と打ち合わせをしたりして戻るというのが通常です。

国土交通省よりNEXCOの管理技術者の方がハード?

NEXCOの管理技術者は、発注者であるNEXCOと受注者、そして管理員メンバー、この3者のマネジメントをする必要がある上に、実務もこなさなくてはなりません。

そういった意味では国土交通省よりハードですが、ただやりがいも多い業務ではあると思います。

NEXCOの発注者支援業務、1つの事務所に何年在籍する?

私は建設コンサルタントに勤務し、その勤務先がNEXCOの発注者支援業務を受託しているという形になります。

その受託期間は、NEXCOであれば基本的に1年契約です。

そこから業務量見合いで1年ごとに延長となります。

契約終了になるのは、基本的に工事終了のタイミングですね。

工事が終わり、どんどんと人数が縮小されていく中で、その部署のやることがなくなったら契約終了となります。

個人的な経験としては長くても5年でしたが、人によっては10年程度在籍することもあるようです。

国土交通省の場合、2年ほどで落札業者が変わることがありますが、NEXCOはそのようなことはほぼありません。

若い頃は1~2年で他の事務所へ行くこともありますが、やはり5年~10年が平均的だと思います。

NEXCOの管理技術者の平均年収

NEXCOで働く管理技術者の平均年収は、一般的に800~850万円程度です。

1,000万円クラスがざらにいると噂では言われてますが、生々しすぎる話題なので身近ではあまり聞いたことがないですね。

ただ、30~40代でも技術的知識や資格を持っている人は、間違いなくそれなりの年収が見込める仕事ではあります。

管理技術者と一般の技術員の年収の差は、50~100万円程度でしょうか。

たとえ管理技術者じゃなくても、優秀な人はそれだけで年収が良いので、あまり差はないイメージです。

それから、NEXCOは意外に契約社員の人が多いので、そういう方は正社員じゃない分、”月収100万円”など給料が高いパターンもあると思います。

まとめ

今回は、NEXCOの管理技術者として働く奈良さんに、NEXCOの平均年齢、国土交通省との決定的な違い、契約期間、平均年収などについて聞きました。

NEXCOの発注者支援業務においても、高齢化・人手不足の問題は変わらないようです。

また国土交通省の管理技術者と比較すると、NEXCOの業務はややハードですが、やりがいや年収は十分だということがわかりました。

この記事がNEXCOの発注者支援業務に興味を持つ方の参考になれば幸いです。

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