70歳でも現役で活躍!発注者支援業務の魅力と民間の建設会社との違いを解説【Part 1】
発注者支援業務では70歳でも現役で働くことができます。
今回は、民間の建設会社から50歳を過ぎて株式会社ライズに入社し、発注者支援業務に16年間従事する板橋氏に発注者支援業務の魅力と民間建設会社との働き方の違いを解説いただきます。
Part 1
「50代から発注者支援業務」 |
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Part 2
「鉄道運輸機構」 |
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Part 3
「岩手県土木技術振興協会」 |
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Part 4
「国土交通省 河川出張所」 |
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発注者支援業務で働くなら必ず知っておくべき内容ですので、ぜひご覧ください。
目次
50代で民間の建設会社から入社し、16年間発注者支援業務として働いた板橋氏
今回のテーマについて経験談をしていただくのは、株式会社ライズに50代で入社して発注者支援業務に16年間従事している現在70歳の板橋さんです。
福島県会津若松出身。
35歳頃から民間の建設会社で15年間、下水道・処理場・道路・河川など様々な工事に携わりながら、フリーランスとして個人でも施工管理の請負を行う。
その後、株式会社ライズに入社し、鉄道運輸機構で10年間、岩手県土木技術振興協会で3年間、国土交通省の河川事務所で3年間、計16年間にわたり発注者支援業務に従事。
発注者支援業務に従事して変わったこと①:仕事への心配事が減り楽になった
民間の建設会社から発注者支援業務に従事することで、予算管理などの業務上の悩みがなくなったことで楽になりました。
民間で一番大きい悩みの種は予算・原価管理であり、早く工事を終わらせて経費削減が業務上の責務でした。
なぜなら、民間は利益追求が第一なために実行予算を作成した際などに「本当に予算内でいけるのか?」という心配がずっと付きまとっていたためです。
30歳~40歳のある程度のポジションになると予算管理が必須であり、歩掛や予算を自分でくみ上げることが必要です。
特に数十年前は現在のように公共工事が高単価で落札されることは少なく、苦労して入札率の70%代の無理した低入札の中で利益を出す必要がありました。
こうした民間の建設会社での予算・原価管理でのストレスが無くなったことは、発注者支援業務に従事してからの一番の違いです。
発注者支援業務に従事して変わったこと②:残業がほぼなくなった
民間の建設会社から発注者支援業務に従事することで、残業がほぼなくなりました。
発注者支援業務に従事してからは、時期によって残業はありましたが1~2時間程度の残業であり、国交省では残業がほぼありませんでした。
一方で、民間の建設会社で働いていた際は夜の8~9時まで残業し、竣工間近になると朝まで働くこともありました。
例えば早朝3~4時まで仕事をしてから帰宅して、朝に出勤するということが1か月程度続いたことも多かったとのことです。
休暇についても、発注者支援業務に従事してから土日祝は休めましたが、民間で働いていた際は月3日の休みがあれば良いという状況だったとのことです。
発注者支援業務に従事して変わったこと③:設計変更の提案を認めてくれることが増えた
民間の建設会社から発注者支援業務として働く中で、設計変更を認めてくれるケースが増えたと感じました。
民間の建設会社で勤務していた際には、地元の県・市町村に設計変更の資料を持っていっても承認してくれないということがよくありました。
しかし、発注者支援業務として従事してからは設計変更を認めてくれることが増えたイメージがあります。
発注者支援業務で働くデメリットは感じない
発注者支援業務として役所側で働くことのデメリットを感じたことはほぼないと思っています。
細かく確認する厳しい職員の方に巡り合うとやりにくい部分もありましたが、民間から発注者支援業務に従事してほとんどデメリットを感じていません。
まとめ
今回、民間の建設会社から50歳を過ぎて株式会社ライズに入社し、16年間発注者支援業務に従事する板橋氏に施工管理と発注者支援業務の違いを解説いただきました。
発注者支援業務で働いてみたいと思う人はぜひ覚えておきましょう。
この記事の続きとして以下の記事で、鉄道運輸機構の具体的な工事内容や業務内容、業務の中で苦労したことや国土交通省と鉄道運輸機構の違いについて解説します。
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